こんにちは。 最近、スマホの「ストレージ容量が一杯です」という通知に悩まされていませんか?

私もその一人でした。 特に子供が生まれてからは、写真や動画が爆発的に増え続け、iCloudやOneDriveの容量追加にお金を払い続ける日々…。

「これ、いつまで払い続けるんだろう?」

そんな疑問から、思い切って自宅にサーバー(NAS)を導入することにしました。 今回私が購入したのは、UGREENの「NASync DH2300」です。

結論から言うと、「もっと早く買えばよかった」です。 今回は、なぜこの機種を選んだのか、実際に使ってみて感動したこと、そして「ここはちょっと…」という正直なデメリットまで、包み隠さずレビューします。

なぜ今、NASなのか?(VS クラウド課金)

一番の理由はコスパです。

昨今、HDD(ハードディスク)自体の価格も上がっていて、正直NASの初期費用は安くはありません。 しかし、iCloudやOneDriveなどのクラウドストレージに、毎月数百円〜数千円を「永遠に」払い続けることを計算してみてください。

数年単位で見れば、NASを買ってしまった方が圧倒的に安上がりなんです。

特にこの「DH2300」は、NASの中でもかなり手が出しやすい価格帯(エントリーモデル)。 「初めてのNAS」として、コストを抑えつつ環境を構築したい私にはピッタリの選択肢でした。

使って震えた「AI写真整理」の実力

機能面で一番伝えたかったのはここです。 スペックとか転送速度とか、そういう難しい話は一旦置いておいて、これだけ言わせてください。

AI画像認識機能が、マジで優秀です。

NASにスマホの写真をバックアップするだけで、AIが勝手に人物を認識して分類してくれるんですが…

フォルダを開いたら、「娘のフォルダ」が自動生成されていたんです。

今まで手動で「これは家族旅行」「これは日常」と仕分けていた手間はなんだったのか。 成長記録が自動でアルバム化されていく様子を見たとき、ガジェット好きとしての満足感だけでなく、親として「これは買ってよかった!」と純粋に感動しました。

開封の儀:もはや「家電」な見た目に驚く

「NAS(サーバー)」と聞くと、配線だらけの無骨な黒い箱…というイメージがありませんか? UGREENのDH2300は、そんなイメージを良い意味で裏切ってくれました。

箱を開けた瞬間から、その「質感」に少しニヤリとしてしまいます。

同梱物は「これさえあればOK」な親切設計

まずは付属品のチェックから。 UGREENといえば、元々はケーブルなどの周辺機器メーカーとして有名ですよね。それだけに、付属しているケーブル類の質感が地味に高いのが嬉しいポイントです。

  • DH2300 本体
  • 電源アダプター
  • LANケーブル(さすがUGREEN製、しっかりした作りです)
  • HDD固定用ネジ&ドライバー
  • 取扱説明書

個人的に感動したのは、専用のドライバーが付属していること。「あれ、精密ドライバーどこやったっけ?」と工具箱をひっくり返す必要がなく、届いてすぐに作業に入れます。こういう細かい気配り、好きです。

リビングに置いても妻に怒られないデザイン

本体を取り出してみて驚いたのは、その高級感とコンパクトさです。

さらっとしたメタリックグレーの塗装で、指紋がつきにくいマットな質感。 これならデスクの上はもちろん、リビングのテレビ横に置いても「機械感」が出すぎず、インテリアに馴染みます。

「機械類を増やすと妻から苦い顔をされる…」という世のお父さん方も、このデザインなら「これは家族の思い出を守るためのアルバムだよ!」と言って堂々と設置できるはずです(笑)

HDDの取り付けもパズル感覚

今回は別途購入したHDD(ハードディスク)を2台セットしますが、取り付けも非常にスムーズでした。 前面のカバーをパカッと外して、トレイを引き出し、HDDをセットして戻すだけ。

自作PCのような難しい配線は一切不要。「ガチャン、スッ」という小気味よい音とともにセット完了です。 ハードウェアのセットアップは10分もかからず終わってしまいました。

正直に言います。ここが「イマイチ」だった点

もちろん、全てが完璧なわけではありません。 安価なモデルゆえの「制約」もしっかりお伝えしておきます。

1. あくまで「エントリーモデル」であること このDH2300は、初心者や家庭用には十分ですが、高度なことはできません。 例えば、Docker(ドッカー)などのコンテナ機能は使えませんし、転送速度も10GbEのような爆速環境には非対応です。

2. ヘビーユーザーには物足りない もしあなたが、「サーバーの中に仮想環境を作りたい」とか「社内で動画編集データを高速共有したい」と考えている法人の方なら、この機種はおすすめしません。

そういったプロユースの方は、上位モデルである「UGREEN NASync DXP2800」や、その他の「DXPシリーズ」を買うべきです。 DH2300は、あくまで「データの保存・閲覧・共有」をシンプルにこなしたい人向けです。

まとめ:家庭用・個人用としては「最適解」

悪い点も挙げましたが、私のような用途(データのバックアップ、家族写真の管理、クラウド代の節約)であれば、UGREEN NASync DH2300は最高の相棒です。

  • 毎月のクラウド課金から解放されたい
  • 子供の写真整理をAIに丸投げしたい
  • 難しい設定なしで、スマホの容量不足を解消したい

もしこれらに当てはまるなら、導入して後悔はないはずです。 なにより、自動で作られた娘のアルバムを見返す時間が、最近の私の癒やしになっています。