子供が生まれて、初めて「ファミリーカー」というジャンルを意識し始めたパパさん、こんにちは!

チャイルドシート、ベビーカー、山ほどの荷物…。
セダンやコンパクトカーでは手狭になり、「そろそろミニバンかな」と考え始めると、必ずと言っていいほど候補に挙がるのがホンダのステップワゴンオデッセイではないでしょうか。

特にオデッセイの、あの低くてスタイリッシュなフォルム。ミニバンなのにスポーティーで、内装も豪華。

「どうせ乗るならカッコいい方がいい!」

このように、多くのパパが一度は憧れる存在ですよね。

しかし、ふと隣にいる妻に目をやると「ステップワゴンの方が広くて使いやすそうじゃない?」という冷静な一言。そして、カタログを見て知る現実的な価格差…。

「憧れのオデッセイか、実用性のステップワゴンか」

この記事は、まさにその究極の選択に悩み抜き、最終的にステップワゴンの最上位グレード『SPADA PREMIUM LINE』を購入した私のリアルな体験談です。なぜ、あれほど憧れたオデッセイを諦めることができたのか。そして、ステップワゴンを選んで本当に満足しているのか。購入後のリアルな感想まで、包み隠さずお話しします。

もしあなたが今、同じ悩みで頭を抱えているなら、きっとこの記事が後悔しないファミリーカー選びの道しるべになるはずです。ぜひ、最後までお付き合いください。

\最大10%ポイントアップ!/
Amazon

Contents

結論ファースト:膨大な比較検討の末、我が家がステップワゴンを選んだ理由

回りくどいのはやめましょう。数ヶ月にわたる比較検討の末、我が家が最終的に選んだのはステップワゴン e:HEV SPADA PREMIUM LINEでした。

決定打①:どうしても埋まらなかった「価格差100万円」の壁

これが最も大きな理由です。私が検討していた当時、ステップワゴンの最上位グレードであるプレミアムラインとオデッセイを比較しても、まだ

約100万円の価格差がありました。

この価格差をどう捉えるか。この問いが、常に頭の中にありました。

決定打②:納期の現実とオデッセイの値上げ

私が車を検討していた2025年7月頃、追い打ちをかけるように「オデッセイの白色の注文が停止」という情報が入ってきました。

さらに、「マイナーチェンジでさらに20万円値上げが確定した」という話も聞き、これがオデッセイを諦める最後の決定打となったのです。

本質:「子供のため」を突き詰め、質感は「プレミアムライン」で満たす

価格や納期も重要ですが、最終的に私の背中を押したのは、「これからの家族にとって、本当に必要なものは何か?」という視点でした。

憧れや見栄も大切にしたい。そこで、オデッセイを諦める代わりに、ステップワゴンの中でも内装の質感が最も高い「プレミアムライン」を選ぶことで、自分自身の満足感とのバランスを取ることにしました。これが我が家にとっての最良の妥協点だったのです。

デザイン・内装比較:オデッセイの圧倒的高級感と、プレミアムラインの満足感

私の心を最後まで揺さぶり続けたのが、オデッセイの圧倒的なデザインと内装の魅力でした。

オデッセイ:低床でスポーティー、誰もが認めるカッコよさ

オデッセイは、一言で言って「めちゃくちゃかっこいい」です。ミニバンにありがちな野暮ったさが一切なく、低床設計が生み出す安定感のあるフォルムは、まるで高級ステーションワゴンのよう。

内装も本当に豪華。しっとりとした本革シート、随所に使われた加飾パネル。ステップワゴンと比較すれば、誰もが「そりゃオデッセイでしょ!」となるのも無理はありません。

体験談:妻も「オデッセイの方がかっこいい」と絶賛

正直なところ、最初は妻もオデッセイの魅力に惹かれていました。「こっちの方が断然かっこいいよね」と、私の気持ちを後押ししてくれたほどです。 この時ばかりは「よし、オデッセイで決まりだ!」と本気で思いましたね。

ステップワゴン:リビングのような安心感と、「プレミアムライン」という選択

一方のステップワゴンは、リビングのような安心感のあるデザイン。派手さはありませんが、シンプルで飽きがこない。そして何より、この「四角い」フォルムが、室内の広さや使い勝手に直結しているのです。

そして、私が選んだ「SPADA PREMIUM LINE」は、その質感を大きく引き上げてくれます。標準のSPADAとは違い、スエード調表皮とプライムスムースのコンビシートが採用されており、手触りも見た目も非常に上質です。オデッセイの豪華な本革シートとは方向性が違いますが、「特別な一台」という所有欲を満たしてくれる、これがオデッセイを諦める上での大きな納得材料になりました。

【子育て目線で徹底比較】機能面ではステップワゴンに軍配が上がる理由

デザインでオデッセイに心を奪われた私ですが、冷静に「機能面」、特に「子育てのしやすさ」という視点で比較したとき、その評価は逆転しました。

根本的な違い:基本設計の新しさがもたらす圧倒的なアドバンテージ

最も大きな違いは、車の基本設計の年代です。ステップワゴンは2022年にフルモデルチェンジした最新設計。一方、オデッセイは2013年のモデルチェンジ以降、改良を重ねていますが、基本構造はそのままです。

この「設計の差」が、インパネがアナログメーターだったり、スライドドアの構造が古かったりと、日々の使い勝手に大きく影響してくるのです。

シーン別解説①:子供を抱っこしていても大丈夫!両側ハンズフリースライドドア

これは本当に大きな差でした。雨の日、子供を抱っこし、両手には買い物袋…。

ステップワゴンなら、

ドアの下に足をかざすだけで、スライドドアが自動で開きます。しかし、オデッセイはリアのテールゲートにしかこの機能がありません。子供を乗り降りさせるのは横のスライドドアですから、この差は歴然。個人的には、この一点だけでもステップワゴンに軍配が上がりました。

シーン別解説②:子供のいたずら防止!地味に重要なスライドドアのロック機能

子供が少し大きくなってくると、心配なのが走行中のドアの誤操作。ステップワゴンには、

スライドドアを内側から開けられないようにロックできる機能があります。これなら、子供が自分でドアを開け閉めできる年齢になっても安心です。

シーン別解説③:まるで特等席!2列目シートのテーブルと充電端子が最高すぎる

長距離ドライブ中、子供がぐずりだすのはよくあること。そんな時、ステップワゴンの2列目シートは最強です。

運転席・助手席の背面に、

専用のテーブルとUSB充電ポートが備わっているのです。ここにタブレットを置いて動画を見せたり、おやつを食べさせたり。まるで新幹線の座席のようで、子供も大喜び間違いなし。この装備は本当に最高すぎました。

維持費まで考慮!ステップワゴン vs オデッセイ スペック&価格比較

最後に、現実的なスペックとコストの比較を見ていきましょう。

項目ステップワゴン e:HEV SPADA PREMIUM LINEオデッセイ e:HEV ABSOLUTE・EX
全長/全幅/全高(mm)4,830 / 1,750 / 1,8454,860 / 1,820 / 1,695
室内長/室内幅/室内高(mm)2,845 / 1,545 / 1,4102,920 / 1,625 / 1,315
燃費(WLTCモード km/L)19.619.6
新車価格(円)3,912,700円〜5,164,500円〜

※2025年8月時点のFFモデルの価格。

体験談:価格差でオプションを充実させても、まだお釣りがくる!

前述の通り、私の場合は約100万円の価格差がありました。 この差額は、単に貯金に回せるというだけではありません。

ステップワゴンのオプションを、心置きなく充実させられるという大きなメリットになったのです。

我が家では、子供のために必須だった15.6インチの大型リアモニターや、高機能なナビ(約30万円)などを追加。もちろん、両側ハンズフリースライドドアのような便利な機能もフル装備です。これだけ「オプションマシマシ」にしても、まだオデッセイの車両本体価格より安かったのです。これは非常に大きなアドバンテージでした。

【正直レビュー】ステップワゴン購入後に感じたリアルな感想

さて、ここからはカタログスペックだけでは分からない、実際にステップワゴン プレミアムラインをオーナーとして使ってみて感じた「リアルな感想」をお伝えします。

良かった点①:運転席からの視界が最高に良い!

これは嬉しい誤算でした。ステップワゴンは座面が高く、上から見下ろすような運転姿勢になるため、前方が非常によく見えます。さらに、フロントのピラーの傾斜が立っているので、交差点での死角が少ないのです。

試乗の際に比較したオデッセイは、ピラーがなだらかで少し見づらい印象でした。妻も「オデッセイはピラーが邪魔だし、前も見えなくて運転が怖い」と言っていたので、運転のしやすさという点でステップワゴンを選んで大正解でした。

良かった点②:乗り心地は家族には十分すぎるほど快適

購入前は「やっぱり乗り心地はオデッセイの方が良いんだろうな…」と思っていました。 しかし、正直に言って、

実際に乗ってみたらほとんど差は分かりませんでした。

もちろん、以前乗っていたフーガのような高級セダンと比べれば劣りますが、この2台で比較する分には全く問題ありません。そもそも、子供たちは乗り心地の微妙な違いなんて気にしませんから、比較ポイントにすらなりませんでした。家族みんなで快適に移動できる、素晴らしい乗り心地です。

正直イマイチだった点①:e:HEVのセンターコンソールがダサい…

これは個人的な感想ですが、e:HEVモデルの運転席と助手席の間にあるコンソールボックスが、どうもおまけみたいでカッコよく感じませんでした。ガソリンモデルはここがスッキリしていてウォークスルーもできるのですが…。

【解決策】 どうしても気に入らなかったので、**社外品のコンソールボックスを購入して取り付けました。**収納も増え、見た目もスタイリッシュになって大満足です。同じように感じる方は、社外品を探してみることをお勧めします。

正直イマイチだった点②:やっぱり背が高い!洗車のしづらさ

これはミニバンオーナーの宿命かもしれません。以前乗っていたヴェゼルからの乗り換えだったため、車高が1845mmもあるステップワゴンの屋根は、全く手が届きません。

【解決策】 洗車後の拭き上げ問題を解決するために電動ブロワーを購入しました。これが驚くほど便利で、屋根の水滴を一気に吹き飛ばしてくれます。今では「もっと早く買うべきだった」と思うほどの必需品です。

まとめ:オデッセイは素晴らしい車。でも、今の我が家にはステップワゴン プレミアムラインが最高の選択だった

ここまで、私の実体験を交えながらステップワゴンとオデッセイを比較してきました。

オデッセイは、走りの良さと高級感を両立した、本当に素晴らしいミニバンです。 もし、子供がある程度大きくなっていたり、夫婦での利用がメインだったりすれば、間違いなくオデッセイを選んでいたでしょう。

しかし、「生まれたばかりの子供との、これからの生活」を考えたとき、我が家にとって最高のパートナーはステップワゴンでした。圧倒的な子育てのしやすさと、経済的な合理性。 そして、

オデッセイの質感を求めたいという自分の気持ちへの着地点として、「プレミアムライン」という選択は、まさに完璧な答えでした。

この記事を読んで、あなたがオデッセイを諦める必要は全くありません。ただ、もし迷ったときは、「あなたの家族にとって、本当に大切なものは何か?」という原点に立ち返ってみてください

そうすれば、きっとあなたとあなたの家族にとっての「最高のファミリーカー」が見つかるはずです。