休日、娘(生後15ヶ月)を抱っこしながら片手でメールを返そうとして、マウスがまともに動かせなくて諦める。この「片手作業ができない」ストレスが、うちでは在宅ワークの一番の悩みでした。

そこに飛び込んできたのが、バッファロー初のトラックボールBSTBB700X(2026年9月2日発売・直販6,990円)。マウス売り場に並んで22年目でのトラックボール参入というニュースを見て、発売日にポチりました。

この記事を書いているのは購入から3日目です。まだ「1年使い込んだ」とは言えませんが、片手操作・在宅ワーク・複数台切替という、うちの生活にどう効くかは十分に見えてきました。良かった点も、正直まだ判断がつかない点も、隠さず書きます。

この記事でわかること

  • BSTBB700Xを購入3日目で使った正直な評価(総合4.0/5.0)と、その理由
  • 高速スクロールホイールと横チルトが、在宅パパの片手作業にどう効くか
  • スペック・ボール径・電池寿命・接続台数(説明書の実数値)
  • 正直なデメリット:ボールの転がりと本体サイズ
  • 定番トラックボール(M575SP)と何が違うのか

よっちん

結論、買って正解でした。ただし「様子見でよかったかも」と思う瞬間も正直あります。その両方を書きます。

結論:BSTBB700Xを3日使ってどうだったか(総合評価4.0/5.0)

BSTBB700Xは「高速スクロールと横チルトが欲しいトラックボール初心者」に向いています。ボールの転がりの気持ちよさを最優先する人には、正直まだ物足りなさが残るかもしれません。

使ったのは2026年9月2日の発売日から3日間。会社ノートPC・自宅デスクトップ・NAS管理用PCの3台で、平日は仕事、休日は娘の隣でブログ執筆に使いました。

まだ「1年レビュー」を書ける期間ではないので、点数は現時点のものとして見てください。数か月後、使い込んでからもう一度この記事に追記する予定です。

評価項目点数
高速スクロールホイールの快適さ★★★★★ 5.0
横チルト(横スクロール)の使い勝手★★★★☆ 4.0
3台切替のしやすさ★★★★☆ 4.5
ボールの転がり★★★☆☆ 3.0
サイズ感・フィット感★★★☆☆ 3.5
ボタンの静音性★★★★☆ 4.0
コスパ(6,990円)★★★★☆ 4.0
総合★★★★☆ 4.0
バッファロー BSTBB700Xのパッケージと本体を並べたところ
購入したのはブラック(BSTBB700BKX)。ガンメタ寄りの落ち着いた黒でした

BSTBB700Xのスペック・基本情報(トラックボールとしての中身)

まず素の情報を並べます。数値はパッケージと同梱の取扱説明書の記載です。

項目スペック
型番・カラーBSTBB700BKX(ブラック)/BSTBB700WHX(ホワイト)
操作方式親指操作型トラックボール(右手用)
ボール径34mm(支持球:人工ルビー)
ボタン5ボタン(左右クリック・ホイールクリック・進む・戻る)+左右チルト・全ボタン静音
ホイール高速スクロールホイール(慣性スクロール対応・切替スイッチなし)
分解能500/800/1200DPI(天面ボタンで3段切替)
接続Bluetooth 5.0×2台+2.4GHzレシーバー×1台(最大3台)
電源単3形電池1本/電池寿命 最大約2年6か月(カタログ値)
本体サイズ/質量約95×117×51mm/約150g(電池含む)
発売日・価格2026年9月2日・直販6,990円(税込)

ポイントは3つです。ボール径34mm・人工ルビー支持球は定番構成そのままホイールは高速スクロール対応で切替スイッチなし、そしてUSBレシーバーは電池ボックス内に収納できます。「王道を押さえつつ、ホイールで差別化」という設計がそのまま数字に出ていました。

バッファロー BSTBB700のパッケージ正面
箱の表記は「Hyper-scroll Trackball」。トラックボールなのに、まずホイールを推してくるのが分かりやすいです
箱を開けたBSTBB700の本体と同梱の取扱説明書
同梱は本体・USBレシーバー・単3形乾電池1本・取扱説明書/保証書。電池が最初から入っているので開けてすぐ使えました

BSTBB700Xを使ってよかった点

① 高速スクロールホイールが在宅ワークの往復を消してくれた

ゆっくり回すとクリック感のある通常スクロール、勢いよく弾くと慣性でしばらく回り続ける高速スクロールに、指の勢いだけで切り替わります。切替スイッチも専用アプリも要りません。

高速スクロールホイールを指で回している様子
勢いよく弾くと、指を離してもホイールが回り続けます

効き目が分かりやすいのは、勤怠システムから吐き出した1,000行超のExcelを開いたときです。これまでは行末までCtrl+↓で飛ばして、そこから目視で戻る、という往復をしていました。慣性スクロールだと1回弾いて眺めているだけで目的の行に近づきます。あると助かったー!って素直に思いました。

② 横チルトで、抱っこしながらの片手作業が楽になった

ホイールを左右に倒すと横スクロールできる、いわゆるチルト機能付きです。休日、娘を片手で抱っこしながらもう片手だけでPCを触ることがまだまだ多いのですが、横に長い工程表や勤怠の集計シートを片手で動かせるのは想像以上に楽でした。

ホイール両脇の左右チルトマーク
ホイール両脇の◀▶マークが横チルトの目印です

片手作業の効きやすさは、抱っこ・授乳・食事介助中のPC作業がある家庭ほど実感しやすいと思います。逆に片手操作の機会がない人には、横チルトの優先度は下がります。

③ 3台切替が天面にあって、ボールもすぐ外せる

天面のスイッチでUSB・Bluetooth1・Bluetooth2の3台を切り替えられます。裏返さずに目で見て指で動かせるので、会社ノートPC・自宅デスクトップ・NAS管理用PCの3台持ちにはちょうどいい配置でした。

BSTBB700天面のDPIボタンとUSB/Bluetooth接続切替スイッチ
USB・Bluetooth1・Bluetooth2の3系統がラベルで見えます

ボールも底面の穴から指で押し出すだけで外せます。工具も専用スティックも不要でした。トラックボールは皮脂とホコリで転がりが悪くなるのが宿命なので、これは長く使ううえで効いてくるはずです。

取り外した34mmのトラックボール
底面の穴から押し出すだけ。工具なしで外れます

正直なデメリット:ボールの転がりと本体サイズ

デメリット① ボールの転がりが、定番機ほど軽くない

指先で軽く撫でただけでカーソルが端から端まで飛んでいく、というレベルの軽さではありません。BSTBB700Xは「素直だけど、ひと押しぶんの力が要る」という印象です。支持球は同じ人工ルビーなので、ボール表面の仕上げか、あるいは購入3日目でまだ当たりが出ていないだけかもしれません。ここは使い込んでから追記します。

デメリット② 本体が小柄。手の大きいパパは窮屈に感じるかも

本体サイズは約95×117×51mm。持ってみると想像以上に小柄で、手のひら全体を完全に預けるというより、指で操作している感覚が残ります。手が大きめの人には、フィット感で物足りなさが出るはずです。

手に持ったBSTBB700Xのサイズ感
成人男性の手だと、手のひらの付け根が少し余ります

ぶっちゃけ、開封してすぐ「あれ、思ってたより小さいな」と焦りました…!説明書を読まずに使い始めたせいで、天面の接続切替スイッチがBluetooth側に入っていないことにも気づかず、最初の5分は「もう不良品か」と本気で疑ってました。ちゃんと説明書を見れば一発で解決する話だったので、購入したら先に一通り目を通すのをおすすめします。

発売直後の速報レビューなので、ボールの当たりが出た後の変化や、数か月使った耐久面はまだ判断できません。「今すぐ絶対買い」と急かすつもりはなく、判断材料の一つとして読んでもらえればと思います。

ハル

また新しいマウス買ったの……で、それ結局元は取れそう?

よっちん

正直に言うと、6,990円なら余裕で回収できるとおもうけどね! 週末の作業時間が地味に増えたから、そこは実感してる。

BSTBB700Xが向かない人・他を選ぶべきパパ

BSTBB700Xが向かない人

  • ボールの転がりの軽さを最優先したい人(定番機の方が滑ります)
  • 手が大きく、手のひら全体をがっつり預けたい人
  • 横スクロール・高速スクロールを使う場面がそもそもない人
  • 今すぐ「完成度が完全に固まった」評価を知りたい人(発売直後のため)

BSTBB700Xと定番トラックボールは何が違う?

この記事はBSTBB700X単体のレビューなので深掘りはしませんが、ボール径34mm・単3電池1本という構成が同じロジクール ERGO M575SPとだけ、要点を軽く並べておきます。

項目BSTBB700Xロジクール M575SP
高速スクロール 対応 非対応
横チルト 対応 非対応
ボールの転がり 素直 圧倒的に滑る

※評価記号の凡例: =特におすすめ/ =合格点/ =物足りない

M575SPの実機レビューはこちらに詳しく書いています。ボールの転がりを最優先したい人は、まずこっちを読んでみてください。

うちで長年使っているのはMX ERGO Sの1年レビューです。傾斜角を変えられる分、価格帯もBSTBB700Xとは別物になります。

BSTBB700Xの使い方・我が家の運用

電池は単3形1本。家電の予備電池をまとめて管理しているのはハルなので、「また電池が切れたら言って」とだけ伝えてあります。電池寿命はカタログ値で最大約2年6か月なので、当分は在庫を気にしなくてよさそうです。

3台切替は、平日は会社ノートPC、休日は自宅デスクトップとNAS管理用PCという使い分けです。天面のスイッチを見て切り替えるだけなので、持ち運ばずに1台で3役こなせています。

BSTBB700Xのよくある質問

BSTBB700Xは左利きでも使えますか?

右手用の親指操作型なので、左手での使用は想定されていません。ボールもサイドボタンも右手の親指位置に合わせて配置されています。

トラックボールが初めてでも慣れますか?

親指操作型は移行しやすい部類です。ぼく自身、細かいクリックが狙えるようになるまで3日ほどでした。最初はDPIを500に落として、ゆっくり狙う練習をすると早く馴染みます。

クリック音は夜間の作業でも気になりませんか?

左右クリック・ホイールクリック・サイドボタンの5ボタンすべてが静音スイッチです。娘の寝かしつけ後、隣の部屋で作業するときも気になりませんでした。ホイールを回すコリコリという音は残るので、そこだけ静音の対象外です。実際に騒音計で測ってみたところ、BSTBB700Xは約40〜51dBA。M575SP(約41〜49dBA)・MX ERGO S(約40〜51dBA)とほぼ同水準で、静音性に大きな差はありませんでした。測定の様子はこの記事の後半に動画で置いています。

充電式ではなく乾電池なのは不便ですか?

単3形1本でカタログ値の電池寿命は最大約2年6か月なので、実用上はほぼ気になりません。切れてもその場で入れ替えれば復帰できる点は、充電式より確実だと感じています。ニッケル水素充電池にも対応しているので、エネループ運用もできます。

BSTBB700Xのクリック音を騒音計で実測した動画

「静音スイッチです」だけだと感覚の話になってしまうので、BSTBB700X・M575SP・MX ERGO Sの3台を並べてマイクと騒音計(dBA)で実測しました。数字で確かめたい方はこちらをどうぞ。

【静音トラックボール比較】MX ERGO S / M575SP / BUFFALO BSTBB700 のクリック音・操作音を騒音計で実測検証!

結果は3台とも約40〜50dBA前後で、はっきりした差はありませんでした。BSTBB700Xは約40〜51dBA、うちの主力機であるMX ERGO S(約40〜51dBA)と同水準です。M575SP(約41〜49dBA)はやや軽快な押し心地でした。ぶっちゃけ、静音性だけを理由にどれかを避ける必要はないとおもいます!

BSTBB700Xを一番お得に買う方法

発売記念として、1,200台限定の1,000円OFFクーポンが配布されていました(台数・期間限定なので、金額は購入時にページで必ず確認してください)。

気になってる方は、ぜひ一度使ってみて♪

まとめ:BSTBB700Xは片手作業が多いパパにおすすめ

バッファロー初のトラックボールは、様子見の1台目ではありませんでした。34mmボール・人工ルビー支持球という定番構成を押さえたうえで、高速スクロールホイールと横チルトという「定番機に無いもの」を正面から積んできた1台です。

よっちん

抱っこしながら片手で作業する機会が多いパパには、正直かなり刺さると思います。ボールの転がりが気になる人は、もう少し使い込んだ続報を待ってもらえたら…!

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